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まずはこの一杯

iichiko Saiten、麦茶割り。グレープフルーツを少し。

焙煎した麦を、麦を焙煎しない酒に合わせる。同じ穀物が別の形で入る

柑橘の下では、クリーンな麦焼酎は甲類焼酎と同じ役目を果たす。ただし穀物の香りが少しだけ残る。苦くて明るく、失敗が少ない。ルビーでもホワイトでも。ホワイトの方が辛口。グレープフルーツサワーは日本のバーで普通に注文されている一杯。

焼酎1に対して、長く伸ばす割り材を3〜4。氷はたっぷりで、そのうえに手前の一品を足します。薄いと感じたら、次は1対2〜3で。

味わい

大分県の三和酒類株式会社が造る麦焼酎。輸入元のテイスティングノート:柑橘、メロン、白桃、ぶどう。以下のプロファイルは、輸入元が公開しているテイスティングノートにもとづいています。

  • 麦
  • 柑橘
  • メロン
  • 白桃
  • ぶどう
  • ジャスミン
  • お茶
  • 土っぽい
  • 旨味
  • コクがある
甘み
2/5
ボディ
2/5
香り
3/5
果実
5/5
花
2/5
穀物
4/5
土
2/5
旨味
2/5

上の言葉から読み取った数字で、測ったものではありません。「記載なし」は、このページが典拠にしている資料がそこに触れていないという意味で、入っていないという意味ではありません。

原料
100% two-row barley
麹
白麹
蒸留
常圧蒸留
度数
43%
度数について
原酒。蒸留後に加水していないもの

何で割るか

系統を選ぶと絞り込めます。どの提案にも理由がついているので、理由に納得できなければその提案は無視してください。

長い扇ほど、この一本に合いやすいと考えた系統です。味の構成から考えたもので、試した結果ではありません。ほかの銘柄との比較でもありません。

119件すべてを見る
  • 煎茶

    よく合う

    無糖の水出し煎茶。お茶割りは、ウーロン割りと並んで日本で日常的に飲まれている形のひとつ。

    • ウーロンハイや緑茶ハイは居酒屋の定番。麦はクリーンなので茶に主役を譲れる。
    • ジャスミン茶は緑茶に花をつけたもの。花のほうが先にグラスにある同じ形
    • 緑茶の青い苦みと軽い渋みが、やわらかい麦焼酎に押し返す相手を与える
    • 緑茶には自分の旨味があり、酒の旨味と出会う
  • 玄米茶

    よく合う

    炒った玄米入りの緑茶。水出しで。煎茶ほど渋みが出ないので、甘い酒にも合う。

    • 香ばしい穀物がふたつ
    • この銘柄にはもともとお茶の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • 酒には穀物そのものが、割り材には焙煎した穀物が入っている。ひとつの原料が二つの形でグラスに届く。
    • 炒った玄米入りの緑茶。水出しで。煎茶ほど渋みが出ないので、甘い酒にも合う。
  • 麦茶

    よく合う

    冷たい無糖の麦茶。夏の日本の冷蔵庫には必ずある。1対3で氷を入れて。

    • 焙煎した麦を、麦を焙煎しない酒に合わせる。同じ穀物が別の形で入る
    • この銘柄にはもともとお茶の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • 酒には穀物そのものが、割り材には焙煎した穀物が入っている。ひとつの原料が二つの形でグラスに届く。
    • 冷たい無糖の麦茶。夏の日本の冷蔵庫には必ずある。1対3で氷を入れて。
  • 無糖で冷たく。焼酎1に対して茶3〜4、氷で。ここにあるどの割り材より、食事に寄り添う。

    • ウーロンハイや緑茶ハイは居酒屋の定番。麦はクリーンなので茶に主役を譲れる。
    • 半発酵の烏龍の香ばしさは麦の香ばしさと同じ方向。どちらかが勝つ必要がない
    • この銘柄にはもともとお茶の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • 酒には穀物そのものが、割り材には焙煎した穀物が入っている。ひとつの原料が二つの形でグラスに届く。
  • 茶葉でもティーバッグでも。濃く出すとグラスを支配するので薄めに。宝酒造のお茶割りの案内にも、麦茶やそば茶と並んで載っている。

    • ウーロン茶が渋くて軽いのに対し、こちらは発酵していて黒い。土の香りを覆わずに出会う
    • 重い一本を熱くして割っても苦くならない、数少ない割り材
    • この銘柄にはもともとお茶の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • 茶葉でもティーバッグでも。濃く出すとグラスを支配するので薄めに。宝酒造のお茶割りの案内にも、麦茶やそば茶と並んで載っている。
  • 苦くて明るく、失敗が少ない。ルビーでもホワイトでも。ホワイトの方が辛口。グレープフルーツサワーは日本のバーで普通に注文されている一杯。

    • 柑橘の下では、クリーンな麦焼酎は甲類焼酎と同じ役目を果たす。ただし穀物の香りが少しだけ残る。
    • 麦焼酎とグレープフルーツはレモンの次に来る九州のサワー
    • この銘柄にはもともと柑橘の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • 果実味は酸がないとすぐに平坦になる。酸っぱいものを少し搾ることが、果実の一本を甘さではなく新鮮さに保つ。
  • レモン

    よく合う

    果汁と皮は別の道具。必ず生搾りの果汁はレモンサワーの土台そのもので、蒸留酒に酸を足す一番早い方法。皮はグラスの上で搾れば、酸を入れずに香りだけが乗る。甘い酒や焙煎の効いた酒に欲しいのはこちらのことが多い。

    • レモンサワーは居酒屋の定番。店ではたいてい甲類焼酎で作るが、クリーンな麦焼酎でも同じ役目を果たし、少しだけ穀物の香りが加わる。
    • レモンサワーは、多くの居酒屋でいちばん数の出る一杯
    • この銘柄にはもともと柑橘の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • 果実味は酸がないとすぐに平坦になる。酸っぱいものを少し搾ることが、果実の一本を甘さではなく新鮮さに保つ。
  • かぼす

    よく合う

    大分の柑橘。すだちよりやわらかい。大分では地元の麦焼酎とソーダで割るのが定番。

    • 柑橘の下では、クリーンな麦焼酎は甲類焼酎と同じ役目を果たす。ただし穀物の香りが少しだけ残る。
    • かぼすも麦焼酎も大分のもので、大分ではかぼすを酒に搾ることが多い。穏やかな酸は、どこの麦焼酎にも合う
    • この銘柄にはもともと柑橘の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • 果実味は酸がないとすぐに平坦になる。酸っぱいものを少し搾ることが、果実の一本を甘さではなく新鮮さに保つ。
  • すだち

    合う

    徳島の小さな青い柑橘。ライムより鋭くハーブっぽい。日系スーパーで冷凍や果汁として手に入る。

    • 柑橘の下では、クリーンな麦焼酎は甲類焼酎と同じ役目を果たす。ただし穀物の香りが少しだけ残る。
    • 麦のサワーに使うレモンより鋭く青い。徳島から取り寄せる価値があるのはそこ
    • この銘柄にはもともと柑橘の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • 果実味は酸がないとすぐに平坦になる。酸っぱいものを少し搾ることが、果実の一本を甘さではなく新鮮さに保つ。
  • 水出し、無糖で。花の香りが、辛口の酒の上に重さを足さずに乗る。

    • ジャスミンは甘くないのに香りが高く、麦焼酎の辛口を崩さずに香りだけを足せる
    • この銘柄にはもともとジャスミンの香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • 水出し、無糖で。花の香りが、辛口の酒の上に重さを足さずに乗る。
  • 生のレモンがないときのサワーへの近道。甘さ控えめが良い。

    • 麦のハイボールは、日本で焼酎がよく飲まれる形のひとつ。クリーンな酒に冷たいソーダ、間に何も入れない。
    • 一注ぎでレモンサワー
    • この銘柄にはもともと柑橘の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
  • 辛口のトニック(フィーバーツリー、Qなど)。酒1、トニック3、柑橘を一切れ。

    • 麦のハイボールは、日本で焼酎がよく飲まれる形のひとつ。クリーンな酒に冷たいソーダ、間に何も入れない。
    • 焼酎トニックはアメリカのバーが焼酎を置いたときに一番注ぐ一杯
    • この銘柄にはもともと柑橘の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
  • ラズベリーのような一面を持つオレンジ。冬の果物。待つ価値がある。

    • 柑橘の下では、クリーンな麦焼酎は甲類焼酎と同じ役目を果たす。ただし穀物の香りが少しだけ残る。
    • この銘柄にはもともと柑橘の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • 果実味は酸がないとすぐに平坦になる。酸っぱいものを少し搾ることが、果実の一本を甘さではなく新鮮さに保つ。
  • ライム

    合う

    レモンより鋭く、青い香り。黒糖やトロピカルフルーツを軸にするならライム。

    • 柑橘の下では、クリーンな麦焼酎は甲類焼酎と同じ役目を果たす。ただし穀物の香りが少しだけ残る。
    • この銘柄にはもともと柑橘の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • 果実味は酸がないとすぐに平坦になる。酸っぱいものを少し搾ることが、果実の一本を甘さではなく新鮮さに保つ。
  • 先にお湯をグラスへ、上から焼酎を注いで自然に混ざるように。グラスの中で40度くらいが一番良い。これが唯一の飲み方ではなく、飲み方のひとつ。

    • 熱が土の香りと甘みを引き出す
    • コクのある酒は温かさのためにある
    • 冬の麦のお湯割りに梅干し
    • 麦は芋ほど開くものがないので、水で割ると中身がそのまま出る。ごまかしがきかない飲み方で、薄い酒はそれがそのまま分かる。
  • 白桃

    よく合う

    ベリーニの果物。日系スーパーのネクターか、熟した桃を潰して漉して。

    • マスカットと白桃は日本のフルーツパーラーの二本柱。ぶつからない
    • 桃とジャスミンは同じ音域にある。よく一緒に漬けられるのはそのため
    • 一本がすでに白桃と表現されている。果物がそれをはっきりさせる
    • ベリーニの果物。日系スーパーのネクターか、熟した桃を潰して漉して。
  • 梅

    よく合う

    梅干し、梅シロップ、あるいは梅酒。酸っぱくて、塩気があって、旨味がある。

    • 麦焼酎に梅干しを落とすのは居酒屋の本当の注文
    • 梅の塩気と酸味が旨味を前に出す
    • 果実味は酸がないとすぐに平坦になる。酸っぱいものを少し搾ることが、果実の一本を甘さではなく新鮮さに保つ。
    • 梅干し、梅シロップ、あるいは梅酒。酸っぱくて、塩気があって、旨味がある。
  • 橙

    合う

    酸味と香りが主役で、甘くない柑橘。ポン酢に使われるもの。料理用の瓶詰め果汁がそのまま割り材になる。香りの大半は皮にあるので、皮も使う。

    • 柑橘の下では、クリーンな麦焼酎は甲類焼酎と同じ役目を果たす。ただし穀物の香りが少しだけ残る。
    • この銘柄にはもともと柑橘の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • 果実味は酸がないとすぐに平坦になる。酸っぱいものを少し搾ることが、果実の一本を甘さではなく新鮮さに保つ。
    • この一覧のほかの多くより、日本の外では手に入りにくいもの。取り寄せるか日本の食材店へ行く価値はあります。同じくらい合うもっと手に入りやすいものがあれば、そちらを先に挙げています。
  • 日向夏

    合う

    白いわたごと食べる宮崎の柑橘。わたは苦くなく甘い。レモンよりやわらかく華やかで、香りをつけても一杯を支配しない。

    • 柑橘の下では、クリーンな麦焼酎は甲類焼酎と同じ役目を果たす。ただし穀物の香りが少しだけ残る。
    • この銘柄にはもともと柑橘の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • 果実味は酸がないとすぐに平坦になる。酸っぱいものを少し搾ることが、果実の一本を甘さではなく新鮮さに保つ。
    • この一覧のほかの多くより、日本の外では手に入りにくいもの。取り寄せるか日本の食材店へ行く価値はあります。同じくらい合うもっと手に入りやすいものがあれば、そちらを先に挙げています。
  • レモングラス

    よく合う

    叩いた茎を漬け込むか、シロップで。酸のない柑橘の香りで、酸っぱさなしに香りだけ欲しいときに便利。

    • アメリカで売られている麦焼酎にレモングラス入りがある。相性は証明済み
    • この銘柄にはもともと柑橘の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • クリーンな麦焼酎はウォッカのようにハーブを受け止める。ただし下に穀物の甘みがあり、ハーブの居場所になる。
  • 金柑

    合う

    皮ごと食べる柑橘。数個をグラスで潰す。皮の苦味と果肉の酸味が両方入る。

    • 柑橘の下では、クリーンな麦焼酎は甲類焼酎と同じ役目を果たす。ただし穀物の香りが少しだけ残る。
    • この銘柄にはもともと柑橘の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
  • 抹茶

    合う

    先に少量の水で溶いて。粉のまま入れない。苦味、旨味、クリーミーさが同時に来る。

    • この銘柄にはもともとお茶の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • 先に少量の水で溶いて。粉のまま入れない。苦味、旨味、クリーミーさが同時に来る。
  • ゆず

    合う

    グレープフルーツ、みかん、レモンを合わせたような香りの柑橘。皮の香りが強いので、少量で十分。

    • 柑橘の下では、クリーンな麦焼酎は甲類焼酎と同じ役目を果たす。ただし穀物の香りが少しだけ残る。
    • グラスの中にある柑橘の香りを重ねる
    • 果実味は酸がないとすぐに平坦になる。酸っぱいものを少し搾ることが、果実の一本を甘さではなく新鮮さに保つ。
    • この一覧のほかの多くより、日本の外では手に入りにくいもの。取り寄せるか日本の食材店へ行く価値はあります。同じくらい合うもっと手に入りやすいものがあれば、そちらを先に挙げています。
  • セロリ

    合う

    搾るか、茎をマドラーに。セイボリーで塩気があり、冷たい。

    • セロリの塩気と青さが旨味を前に出す
    • 麦焼酎とセロリは意外だが本当に合う
    • クリーンな麦のハイボールは、青い香りを入れても麦の香りを失わない。
  • 薄いリボンか、潰した薄切りで。きゅうりを入れると、かしこまった一杯が外で気楽に飲める一杯になる。

    • きゅうりはメロンの涼しい従兄弟。同じ系統の香り
    • 麦焼酎、きゅうり、ソーダ。涼しい部屋のようなハイボール
    • きゅうりとクリーンな麦のハイボールは、この分類で作れる一番爽やかな一杯。
  • タイム

    合う

    ローズマリーよりやさしい。小枝を漬けるか、タイムシロップで。

    • タイム、レモン、蒸溜酒で、庭のあるサワー
    • 麦焼酎とタイムは意外にクリーンな組み合わせ
    • クリーンな麦焼酎はウォッカのようにハーブを受け止める。ただし下に穀物の甘みがあり、ハーブの居場所になる。
  • トマト

    合う

    良いトマトジュースか、熟したトマトを潰して漉して。旨味と酸を同時に持つ。

    • トマトはセイボリー。旨味があると表現される一本も同じで、ぶつからずに出会う
    • トマトは旨味と酸を同時に持つ。辛口の麦焼酎に足りないのはまさにそこ
    • クリーンな麦のハイボールは、青い香りを入れても麦の香りを失わない。
  • やさしい生姜。ジンジャービアでは強すぎる酒に。

    • 麦のハイボールは、日本で焼酎がよく飲まれる形のひとつ。クリーンな酒に冷たいソーダ、間に何も入れない。
    • 麦焼酎とジンジャーエールは居酒屋のハイボール
  • 甘いものではなく辛いものを。ミュールの形は濃い焼酎ならどれでも成立し、しかも一番失敗しにくい。

    • 麦のハイボールは、日本で焼酎がよく飲まれる形のひとつ。クリーンな酒に冷たいソーダ、間に何も入れない。
    • 生姜の辛さが土っぽい酒に脈を与える
  • プレーンかジンジャーのコンブチャ。酸と泡と発酵感が、一度に入る。

    • 麦のハイボールは、日本で焼酎がよく飲まれる形のひとつ。クリーンな酒に冷たいソーダ、間に何も入れない。
    • 茶に茶
  • ソーダ

    合う

    冷たく、しっかり炭酸の強いものを。焼酎1にソーダ3〜4。薄いと感じたら、次は1対2で。

    • 麦のハイボールは、日本で焼酎がよく飲まれる形のひとつ。クリーンな酒に冷たいソーダ、間に何も入れない。
    • 焼酎ハイボール。氷、焼酎、冷たいソーダ、それだけ
  • 辛口のカヴァやクレマン。酸と泡が一度に入る。

    • 麦のハイボールは、日本で焼酎がよく飲まれる形のひとつ。クリーンな酒に冷たいソーダ、間に何も入れない。
    • ぶどうにぶどう。片方には、もう片方に無い泡と酸がある
  • 水出しでも熱くても。焙煎した緑茶で、苦味が少なく香ばしい。お茶の中のお湯割り。

    • メロンは焙煎香の下に消える
    • この銘柄にはもともとお茶の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • 酒には穀物そのものが、割り材には焙煎した穀物が入っている。ひとつの原料が二つの形でグラスに届く。
    • 水出しでも熱くても。焙煎した緑茶で、苦味が少なく香ばしい。お茶の中のお湯割り。
  • 黒酢

    合う

    坂元のくろず。福山の甕で一年以上寝かせたもの。アメリカでも Toiro や Japanese Taste で買える。水割りに小さじ1杯で十分で、二杯目はたいてい入れすぎ。

    • 尖った酸だけでなく下に旨味のある酢なので、旨味のある一本の隣では対比ではなく同族に聞こえる
    • 旨味の厚みを伴う酸。レモンより麹の側に寄り添う
    • 果実味は酸がないとすぐに平坦になる。酸っぱいものを少し搾ることが、果実の一本を甘さではなく新鮮さに保つ。
    • 坂元のくろず。福山の甕で一年以上寝かせたもの。アメリカでも Toiro や Japanese Taste で買える。水割りに小さじ1杯で十分で、二杯目はたいてい入れすぎ。
  • みかん

    合う

    甘くて酸の少ない日本のみかん。搾っても、房を入れても。何か鋭い酸を少し足すとよい。

    • 柑橘の下では、クリーンな麦焼酎は甲類焼酎と同じ役目を果たす。ただし穀物の香りが少しだけ残る。
    • この銘柄にはもともと柑橘の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • この一覧のほかの多くより、日本の外では手に入りにくいもの。取り寄せるか日本の食材店へ行く価値はあります。同じくらい合うもっと手に入りやすいものがあれば、そちらを先に挙げています。
  • ジョン・D・テイラーのヴェルヴェット・ファレナム、20ドルほど。11度なのでシロップに近い働きをし、度数を上げずに甘みととろみを足す。

    • この銘柄にはもともと柑橘の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • 酒には穀物そのものが、割り材には焙煎した穀物が入っている。ひとつの原料が二つの形でグラスに届く。
  • すいか

    合う

    搾って漉して。塩をひとつまみ。

    • この銘柄にはもともとメロンの香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • クリーンな麦のハイボールは、青い香りを入れても麦の香りを失わない。
  • 海塩

    合う

    グラスにひとつまみ、または縁の半分に。少量の塩は塩辛くせず、そのものの味をより強くする。

    • 塩は旨味を大きくする一番早い方法
    • メロンに塩。ひとつまみでメロンの一杯が持ち上がる理由
    • グラスにひとつまみ、または縁の半分に。少量の塩は塩辛くせず、そのものの味をより強くする。
  • 干ししいたけを一日酒に漬けて。セイボリーで、良い意味で奇妙。

    • 干ししいたけは日本の台所の旨味爆弾
    • 土に土
    • 干ししいたけを一日酒に漬けて。セイボリーで、良い意味で奇妙。
  • そば茶

    合う

    日系スーパーで買える。熱くても冷たくてもいい。そば屋で出てくるのは同じ形のそば湯割りで、あちらはとろみがある。売っているものではない。

    • メロンの香りは焙煎した穀物の下に消える
    • そば茶と麦茶は、穀物が違うだけで同じ発想
    • 酒には穀物そのものが、割り材には焙煎した穀物が入っている。ひとつの原料が二つの形でグラスに届く。
    • 日系スーパーで買える。熱くても冷たくてもいい。そば屋で出てくるのは同じ形のそば湯割りで、あちらはとろみがある。売っているものではない。
  • 梅干し

    合う

    塩漬けの梅をひとつ、グラスの中でスプーンで潰して。塩気、酸味、旨味。

    • 麦焼酎のお湯割りに梅干しひとつは、一番古い焼酎の飲み方
    • 塩と酸が旨味を前に出す
    • 出汁割りや麦焼酎のお湯割りに梅干しは本当の居酒屋の注文。ただし夏のグラスではなく冬のカウンターのもの。
  • ルスタウやゴンサレス・ビアス。フィノが塩気と生きた産膜酵母なら、こちらはその酵母が死んだあとの姿。18度なので、1オンス足しても強くならずに伸びる。

    • 産膜酵母が残す旨味と、麹が残す旨味は近いところにある
    • 酒には穀物そのものが、割り材には焙煎した穀物が入っている。ひとつの原料が二つの形でグラスに届く。
  • フィノかマンサニージャ。セイボリーで塩気があり、極辛口。

    • フィノの塩気と酵母が、麹の残す旨味と出会う
    • 酒には穀物そのものが、割り材には焙煎した穀物が入っている。ひとつの原料が二つの形でグラスに届く。
  • ボルスのジュネヴァ、35ドル前後。穀物の焼酎とスプリットベースを組むなら、普通のジンよりこちら。

    • モルトワインと麦焼酎は、同じ穀物を違うやり方で蒸溜したもの
    • 酒には穀物そのものが、割り材には焙煎した穀物が入っている。ひとつの原料が二つの形でグラスに届く。
  • 紹興酒

    合う

    料理用の塩入りではなく、酒販免許のある店で飲用のものを。塩入りを入れると一杯が台無しになる。量はバースプーン1杯で足りる。

    • 旨味のある発酵酒同士。醸したものと蒸溜したもの
    • 酒には穀物そのものが、割り材には焙煎した穀物が入っている。ひとつの原料が二つの形でグラスに届く。
  • 黒胡椒

    合う

    上から数回挽いて。辛さより香り。

    • 胡椒がセイボリーな酒を目覚めさせる
    • 胡椒と土
  • アジア系スーパーで買える。種を取って2枚。漬けるほど苦くなるので、味を見ながら、好みのところで引き上げる。

    • 土の香りに、甘さを足さずに苦味で応える
    • クリーンな麦のハイボールは、青い香りを入れても麦の香りを失わない。
  • 温かい水で1対1に溶いて冷たい酒にも混ざるように。少量でよく効く。足す前に味見を。

    • はちみつ、レモン、蒸溜酒でサワー
    • はちみつと麦焼酎のお湯割りは九州の風邪薬
  • 良いもの(ジファール、メルレ)。桃が旬でないときのベリーニへの近道。

    • 桃に桃
    • 麦焼酎、ピーチリキュール、ウーロン茶。日本の居酒屋の注文
  • 洋梨

    合う

    熟した洋梨を潰すか、ネクターで。繊細なので、繊細な酒と。

    • メロンと洋梨は香りの地図で隣同士
    • 麦の軽い甘みはもともと果樹園の果実のよう。りんごや洋梨は飾りではなく酒を延長する。
  • しそ

    合う

    青じそを叩くか軽く潰して。赤じそはシロップで。しそ焼酎が存在すること自体が相性の証明。

    • しそと麦焼酎は居酒屋のサワー
    • クリーンな麦焼酎はウォッカのようにハーブを受け止める。ただし下に穀物の甘みがあり、ハーブの居場所になる。
  • 軟水を冷たく、氷ありでもなしでも。1対1が普通。前日に混ぜておく前割りで角が取れる。

    • 焼酎6に水4、それが定番
    • 麦は芋ほど開くものがないので、水で割ると中身がそのまま出る。ごまかしがきかない飲み方で、薄い酒はそれがそのまま分かる。
  • ゆず酒

    合う

    日本酒か焼酎ベースの甘いゆずのリキュール。果実が旬でないときのゆずへの近道。

    • 柑橘の酒にゆずのリキュール
    • 麦焼酎、ゆず酒、ソーダ。ゆずなしのゆずサワー
  • 食品用のクエン酸とリンゴ酸を、10gに対して水100gで溶かすだけ。クエン酸2にリンゴ酸1でライムに近い酸になる。果汁なしだと物足りないという人もいるので、両方試してみるといい。

    • レモンを1/2オンス入れると白桃の香りは塗り潰される。これなら残る
    • 果実味は酸がないとすぐに平坦になる。酸っぱいものを少し搾ることが、果実の一本を甘さではなく新鮮さに保つ。
  • ホッピービバレッジが1948年から東京で造っている。0.8度なので法律上は清涼飲料水。日本の外では手に入りにくい。瓶もジョッキも焼酎も冷やす三冷なら、氷を入れずに済む。

    • 麦のハイボールは、日本で焼酎がよく飲まれる形のひとつ。クリーンな酒に冷たいソーダ、間に何も入れない。
  • 沖縄の柑橘。青いうちに採るので酸も苦みも強く、すだちより香りが華やか。泡盛のソーダ割りに搾るのが、島で実際に飲まれている形。

    • 柑橘の下では、クリーンな麦焼酎は甲類焼酎と同じ役目を果たす。ただし穀物の香りが少しだけ残る。
    • 重く土っぽい酒には負ける。この果実をそこで使うのはもったいない
    • この銘柄にはもともと柑橘の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • 果実味は酸がないとすぐに平坦になる。酸っぱいものを少し搾ることが、果実の一本を甘さではなく新鮮さに保つ。
  • スーズかサレール。苦い根、鮮やかな黄色。ハイボールに少し入れるだけで全部変わる。

    • ゲンチアナは瓶の中の土。土っぽい焼酎が出会う
    • ゲンチアナとグレープフルーツ
    • 麦焼酎、ゲンチアナ、トニックで苦いハイボール
    • 軽い酒に重い材料。まずくはならないが、材料の味しかしなくなる。
  • ちぎった葉を短時間漬けて。果汁のない、香りだけの柑橘。

    • この銘柄にはもともと柑橘の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • クリーンな麦焼酎はウォッカのようにハーブを受け止める。ただし下に穀物の甘みがあり、ハーブの居場所になる。
    • この一覧のほかの多くより、日本の外では手に入りにくいもの。取り寄せるか日本の食材店へ行く価値はあります。同じくらい合うもっと手に入りやすいものがあれば、そちらを先に挙げています。
  • 水出しアールグレイならベルガモット、普通の紅茶ならタンニン。熟成酒や黒糖焼酎向け。

    • タンニンとメロンは合わない
    • この銘柄にはもともと柑橘の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
    • 水出しアールグレイならベルガモット、普通の紅茶ならタンニン。熟成酒や黒糖焼酎向け。
  • 軽く長く飲むなら生の果汁を、熟成した一本をステアするなら皮を。

    • 柑橘の下では、クリーンな麦焼酎は甲類焼酎と同じ役目を果たす。ただし穀物の香りが少しだけ残る。
    • 土っぽい酒にオレンジジュースは薄く感じる
    • この銘柄にはもともと柑橘の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
  • 木の芽

    合う

    山椒の若葉を手のひらで叩いて浮かべる。春の日系スーパー以外では手に入りにくいが、探す価値がある。

    • 木の芽は柑橘の皮と胡椒の香りを同時に持つ
    • クリーンな麦焼酎はウォッカのようにハーブを受け止める。ただし下に穀物の甘みがあり、ハーブの居場所になる。
    • この一覧のほかの多くより、日本の外では手に入りにくいもの。取り寄せるか日本の食材店へ行く価値はあります。同じくらい合うもっと手に入りやすいものがあれば、そちらを先に挙げています。
  • 山椒

    合う

    粉山椒をひとつまみ上から、または実を数粒漬けて。痺れて、柑橘っぽくて、青い。

    • 山椒は柑橘の皮と胡椒がひとつの実に
    • 山椒とゆずは、日本の薬味でよく一緒に使われる
    • この一覧のほかの多くより、日本の外では手に入りにくいもの。取り寄せるか日本の食材店へ行く価値はあります。同じくらい合うもっと手に入りやすいものがあれば、そちらを先に挙げています。
  • 瓶で売られている韓国式のゆず茶。焼酎のお湯割りにスプーン一杯、または冷たくシェイク。

    • 甘くしたゆずの皮を柑橘の酒に
    • ゆず茶と麦焼酎のお湯割りは冬の居酒屋の一杯
    • この一覧のほかの多くより、日本の外では手に入りにくいもの。取り寄せるか日本の食材店へ行く価値はあります。同じくらい合うもっと手に入りやすいものがあれば、そちらを先に挙げています。
  • 潰した莢を数個、またはシロップで。花、柑橘、温かみが同時に来る。果実とスパイスをつなぐ。

    • この銘柄にはもともと柑橘の香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
  • シロップか乾燥した花を数輪漬けて。ロングドリンクはジャスミン茶を。

    • この銘柄にはもともとジャスミンの香りがあり、それをグラスの中で重ねます。
  • 辛口の純米酒を米焼酎の割り材に、1対2。低アルコールで、全部米。

    • この銘柄にはもともと旨味があり、それをグラスの中で重ねます。
  • ごまシロップ、または擦りごまと塩の縁飾り。香ばしくて濃厚。

    • 酒には穀物そのものが、割り材には焙煎した穀物が入っている。ひとつの原料が二つの形でグラスに届く。
    • ごまシロップ、または擦りごまと塩の縁飾り。香ばしくて濃厚。
  • 無糖の水出しコーヒー。麦、黒糖、樽熟成、泡盛向け。繊細で香りの華やかな一本は埋もれる。

    • 合わない
    • 酒には穀物そのものが、割り材には焙煎した穀物が入っている。ひとつの原料が二つの形でグラスに届く。
    • 無糖の水出しコーヒー。麦、黒糖、樽熟成、泡盛向け。繊細で香りの華やかな一本は埋もれる。
  • 昆布

    合う

    小さな一片を一晩瓶に漬けて。塩気なしのセイボリーな深み。

    • 昆布が、旨味のある一本のセイボリーな側へ、グラスをさらに寄せる
    • 小さな一片を一晩瓶に漬けて。塩気なしのセイボリーな深み。
  • 味噌

    合う

    白味噌をシロップに溶いて、一杯にスプーン小一杯。塩気、甘さ、旨味が同時に。

    • 旨味に旨味
    • 白味噌をシロップに溶いて、一杯にスプーン小一杯。塩気、甘さ、旨味が同時に。
  • バースプーン一杯まで。塩と、それに伴うセイボリーな香り。

    • 塩が旨味を前に出す
    • バースプーン一杯まで。塩と、それに伴うセイボリーな香り。
  • ガリ

    合う

    漬け汁をスプーン一杯と、飾りに一枚。甘さ、酸味、辛さが同時に。

    • 麦焼酎とガリの漬け汁はジンジャーサワーへの近道
    • 漬け汁をスプーン一杯と、飾りに一枚。甘さ、酸味、辛さが同時に。
  • 醤油

    合う

    一滴だけ。深みのある塩と考えて、セイボリーな一杯にだけ。

    • セイボリーな一杯に醤油一滴は、香り付けではなく味付け
    • 一滴だけ。深みのある塩と考えて、セイボリーな一杯にだけ。
  • 梅酢

    試す価値あり

    Eden Foods の Ume Plum Vinegar がアメリカのスーパーにある。この一覧ではいちばん安い部類。バースプーン1杯で、潰した梅干しと違ってシェイクにも使える。

    • 果実味は酸がないとすぐに平坦になる。酸っぱいものを少し搾ることが、果実の一本を甘さではなく新鮮さに保つ。
    • Eden Foods の Ume Plum Vinegar がアメリカのスーパーにある。この一覧ではいちばん安い部類。バースプーン1杯で、潰した梅干しと違ってシェイクにも使える。
  • アマレット

    試す価値あり

    1オンスではなくバースプーン1杯。かなり甘いので、狙うのは砂糖ではなくアーモンドの香り。

    • 酒には穀物そのものが、割り材には焙煎した穀物が入っている。ひとつの原料が二つの形でグラスに届く。
  • ココナッツ

    試す価値あり

    ココナッツウォーターは割り材に、ココナッツミルクやクリームは厚みに。

    • 酒には穀物そのものが、割り材には焙煎した穀物が入っている。ひとつの原料が二つの形でグラスに届く。
  • 栗のリキュール

    試す価値あり

    瑞鷹のクリリン(国産栗100%、11度)や、ラムベースのドーバー和酒 栗。デザート寄りの方向で、原料酒である栗焼酎とは役割が違う。

    • 酒には穀物そのものが、割り材には焙煎した穀物が入っている。ひとつの原料が二つの形でグラスに届く。
  • マラスキーノ

    試す価値あり

    ルクサルド。名前の印象と違って、これは甘い酒です。造り手自身が、最後に水と砂糖のシロップを加えて32度に落とすと書いています。辛口に感じるのは種のせい。果実は種も葉も一緒にカラマツの樽で最長3年漬け込まれ、それをまるごと蒸留して、芯の部分だけをトネリコの樽で寝かせる。そのアーモンドのような苦みが、砂糖より先に来ます。辛口のモディファイアではなく、苦く感じる甘味料として量る。バースプーン一杯でステアの酒は別物になります。

    • 酒には穀物そのものが、割り材には焙煎した穀物が入っている。ひとつの原料が二つの形でグラスに届く。
  • オレンジフラワー入りのアーモンドシロップ。ティキの甘味で、黒糖焼酎はティキの酒になるのを待っている。

    • 酒には穀物そのものが、割り材には焙煎した穀物が入っている。ひとつの原料が二つの形でグラスに届く。
  • アガベシロップ

    試す価値あり

    中立的な甘味。香りを足さずに酸を整えたいときに。

    • アガベ、ライム、蒸溜酒でサワー
  • セント・エリザベス、375ml。バースプーン1杯で足りる。濃いので、低アルコールの一杯を薄めも強めもせずに味だけ変えられる。

    • クローブとシナモンが、お湯割りで出るはずの温かみを冷たいグラスの中で出す
  • りんご

    試す価値あり

    コールドプレスの果汁か薄切りで。青りんごの香りは多くの米焼酎がすでに持っているので、足すというより元からある香りを強める。

    • 麦の軽い甘みはもともと果樹園の果実のよう。りんごや洋梨は飾りではなく酒を延長する。
  • あんず

    試す価値あり

    旬は生で、それ以外はドライで。あんずと梅酒は同じ科の果物で、だから合う。

    • 旬は生で、それ以外はドライで。あんずと梅酒は同じ科の果物で、だから合う。
  • アクアビット

    試す価値あり

    リニエ。オロロソの樽で船に積んで熟成させるので、少し樽の香りもある。スプリットベースに1/4オンス。

    • 香水ではなく味付けとして働く。旨味のある一本が欲しいのはそれ
  • ブランベルモット

    試す価値あり

    ドランブラン。ドライより甘く花の香り。香りの酒に。リレ・ブランも同じ役どころで使えるが、ニガヨモギを使っていないのでベルモットではなくワインベースのアペリティフだと、メーカー自身が明記している。

    • 桃とブランベルモット
  • カモミール

    試す価値あり

    水出しカモミールを割り材に、または酒に漬けて。

    • カモミールが麦焼酎を夜の一杯にやわらげる
  • さくらんぼ

    試す価値あり

    初夏は生で、他の季節はシロップ漬けのアマレナで。熟成酒には黒いチェリー、スパークリングには明るいチェリー。

    • 初夏は生で、他の季節はシロップ漬けのアマレナで。熟成酒には黒いチェリー、スパークリングには明るいチェリー。
  • 出汁

    試す価値あり

    軽く味付けした温かい昆布と鰹の出汁を酒と。奇妙に聞こえて、おでん屋のカウンターの味がする。

    • 温かい出汁は、お湯割りが香りを運ぶのと同じように、酒の旨味を前に出す
    • だし割りが成立するのは、焼酎にもともと旨味があるから。昆布と鰹はそれを対比ではなく延長する
    • 軽い酒に重い材料。まずくはならないが、材料の味しかしなくなる。
    • 出汁割りや麦焼酎のお湯割りに梅干しは本当の居酒屋の注文。ただし夏のグラスではなく冬のカウンターのもの。
  • ディル

    試す価値あり

    葉を軽く潰して。セイボリーで塩気のある一杯に。

    • クリーンな麦焼酎はウォッカのようにハーブを受け止める。ただし下に穀物の甘みがあり、ハーブの居場所になる。
  • ドライベルモット

    試す価値あり

    ドランかノイリープラット。焼酎の1/4量を、冷たくステア。

    • 焼酎とドライベルモットは、ジュニパーの位置に麹が入ったマティーニ
  • 卵白

    試す価値あり

    卵白ひとつをドライシェイク。味を足さずに質感だけを。

    • 麦焼酎サワーを卵白でドライシェイク。本当のバーの一杯
    • 卵白が柑橘と蒸溜酒を、泡の乗ったサワーに変える
    • 軽い酒に重い材料。まずくはならないが、材料の味しかしなくなる。
    • 卵白ひとつをドライシェイク。味を足さずに質感だけを。
  • エルダーフラワー

    試す価値あり

    ノンアルコールの甘いコーディアル。シロップのように使います。マスカット、ライチ、はちみつがひとつの花に。リキュールは別項目にしています。濃い薄いの違いではなく別の製品で、花の香りと一緒にアルコールも入ります。

    • 同じ高さの花の香りが二つ。花束ではなく一種類の花として届く
  • 生姜

    試す価値あり

    生の搾り汁、シロップ、または良いジンジャービア。低アルコールの一杯に背骨を与えるスパイス。

    • 生姜の辛さが土っぽい酒に脈を与える
  • 抹茶リキュール

    試す価値あり

    自分で抹茶を点てるより甘く丸い。冷たい飲み物に抹茶の粉を入れたときと違い、きちんと溶ける。

    • 一本がすでに持っているお茶の香りを重ねる
  • 本みりん

    試す価値あり

    角谷文治郎商店の三州三河みりん。1911年からもち米、米麹、焼酎だけで造っていて砂糖は入らない。みりん風調味料とは別物なので、そちらでは代わりにならない。

    • 砂糖のシロップが甘さしか足さないところに、とろみと旨味が入る
  • ライチ

    試す価値あり

    初夏は生で、それ以外は缶詰(シロップは切って)。ある系統の芋焼酎を象徴する香り。

    • どちらも高く甘い花の香り。二つがぶつかるのではなく、一つの香りとして届く
  • 牛乳

    試す価値あり

    冷たい牛乳。コーヒーと同じで、乳脂肪が酒の角を取る。罰ゲームではない。

    • 牛乳と麦焼酎は九州のおばあちゃんの一杯
    • 牛乳が渋みを和らげるので、酒に対して強すぎるお茶がクリーミーになる
    • 軽い酒に重い材料。まずくはならないが、材料の味しかしなくなる。
    • 冷たい牛乳。コーヒーと同じで、乳脂肪が酒の角を取る。罰ゲームではない。
  • ミント

    試す価値あり

    叩くだけで、細かく潰さない。ミントは冷たく感じさせるので、低アルコールの一杯がより爽やかになる。

    • クリーンな麦焼酎はウォッカのようにハーブを受け止める。ただし下に穀物の甘みがあり、ハーブの居場所になる。
  • オレンジリキュール

    試す価値あり

    コアントローかドライキュラソー。サワーの甘さと柑橘の半分を担う。

    • 柑橘にオレンジ
  • しそリキュール

    試す価値あり

    多くは赤じそなので、色はピンクになる。見た目より鋭く青い香りで、少量で効く。

    • 赤じそと柑橘は、日本の夏の一杯の味
  • スイートベルモット

    試す価値あり

    カルパノ・アンティカかコッキ。焼酎の1/4量を冷たくステアすると、マンハッタンに近い一杯になる。25度の焼酎なら、氷で薄まる前で23度ほど。40度のライ麦なら35度あたりから始まる。

    • ベルモットに潰されない重さがある
  • 唐辛子

    試す価値あり

    七味を縁に、または生の唐辛子を一切れ。米ではなく果実に辛さを。

    • 唐辛子とライム
  • 梅酒

    試す価値あり

    甘くて酸っぱくてアーモンドの香り。少量でシロップと柑橘の両方の仕事をする。

    • 麦焼酎に梅酒を浮かべてソーダ
  • クランベリー

    試す価値あり

    無糖の果汁で。鋭くて少しタンニンがあり、甘さを切るのに使える。

    • 果実味は酸がないとすぐに平坦になる。酸っぱいものを少し搾ることが、果実の一本を甘さではなく新鮮さに保つ。
  • ハイビスカス

    試す価値あり

    水出しハイビスカスティー。酸っぱく、クランベリー色で、花の香り。酸と色が一度に入る。

    • 果実味は酸がないとすぐに平坦になる。酸っぱいものを少し搾ることが、果実の一本を甘さではなく新鮮さに保つ。
  • キウイ

    試す価値あり

    種ごと潰して。青くて酸っぱくて爽やか。一年中安い。

    • 果実味は酸がないとすぐに平坦になる。酸っぱいものを少し搾ることが、果実の一本を甘さではなく新鮮さに保つ。
  • パッションフルーツ

    試す価値あり

    カクテルに一番使えるトロピカルフルーツ。香りが強く、しっかり酸っぱい。種ごとの果肉か、良いピューレで。

    • 果実味は酸がないとすぐに平坦になる。酸っぱいものを少し搾ることが、果実の一本を甘さではなく新鮮さに保つ。
  • パイナップル

    試す価値あり

    生の果汁、あるいは焼いたパイナップルでスモーキーに。泡盛の果実。

    • 果実味は酸がないとすぐに平坦になる。酸っぱいものを少し搾ることが、果実の一本を甘さではなく新鮮さに保つ。
  • ラズベリー

    試す価値あり

    使えるくらい酸っぱい。一握り潰すか、良いピューレで。

    • 果実味は酸がないとすぐに平坦になる。酸っぱいものを少し搾ることが、果実の一本を甘さではなく新鮮さに保つ。
  • カンパリ、アペロール、または日本製のビター。苦さと甘さが同時に来るので、受けて立てるだけの個性があるベースが要る。

    • 焼酎とカンパリのソーダ割りは九州訛りのアメリカーノ
    • 苦いオレンジが柑橘と出会う
    • 軽い酒に重い材料。まずくはならないが、材料の味しかしなくなる。
  • 赤肉メロン

    試す価値あり

    メロンより甘く香りが強い。生ハムの理屈で、塩気を近くに。

    • 厚みのある酒には香りの強いメロン
    • 軽い酒に重い材料。まずくはならないが、材料の味しかしなくなる。
    • クリーンな麦のハイボールは、青い香りを入れても麦の香りを失わない。
  • ジャパニーズビターズは100mlで5種類。ニューヨークではアスター・ワインズにある。45度近いアンゴスチュラと違い、25度の一杯に入れても度数が跳ねない。

    • 旨味のボトルは昆布としいたけと鰹。この一本が持つと表現されている旨味の側を狙っている
    • 徳島の柚子で27度。焼酎とほぼ同じ度数なので、スポイトで動くのは香りだけ
    • 軽い酒に重い材料。まずくはならないが、材料の味しかしなくなる。
  • コッキ・アメリカーノ。モスカートにキナ皮、ゲンチアナ、ビターオレンジを漬けたもの。要点はキナ皮で、柑橘では出せないキニーネの苦みが入る。

    • 酸とぶどうの糖。どちらも蒸溜のときに置いてきたもの
    • キニーネとゲンチアナの苦味は加減が効く。アマーロだとグラスごと持っていかれる
    • 軽い酒に重い材料。まずくはならないが、材料の味しかしなくなる。
  • ローズマリー

    試す価値あり

    小枝をライターで軽く炙って、飾りかステアに。強いので少しだけ。

    • 土の深みに樹脂のようなハーブ
    • 軽い酒に重い材料。まずくはならないが、材料の味しかしなくなる。
    • クリーンな麦焼酎はウォッカのようにハーブを受け止める。ただし下に穀物の甘みがあり、ハーブの居場所になる。
  • 黄桃

    試す価値あり

    白桃より濃く、あんずに近い。厚みのある酒向け。

    • コクのある酒にはコクのある桃
    • 軽い酒に重い材料。まずくはならないが、材料の味しかしなくなる。
    • 白桃より濃く、あんずに近い。厚みのある酒向け。
  • バジル

    試す価値あり

    柑橘と一緒に軽く潰して。タイバジルはアニス、イタリアンバジルは胡椒の香り。

    • バジルと土の野性味は解決しない
    • バジルと柑橘はスマッシュ
    • クリーンな麦焼酎はウォッカのようにハーブを受け止める。ただし下に穀物の甘みがあり、ハーブの居場所になる。
  • メロン

    試す価値あり

    熟したメロンを搾るか角切りで。ラベルにメロンと書いてあれば、これがその証明。

    • 土とメロンは相容れない
    • 一本がすでにメロンと表現されている。果物のメロンがその香りを重ねる
    • クリーンな麦のハイボールは、青い香りを入れても麦の香りを失わない。
  • マスカット

    試す価値あり

    マスカットは半分に切るか搾って。シャインマスカットが手に入ればなお良い。

    • 土の香りとマスカットは逆方向を向く
    • ぶどうにぶどう。マスカットは香りの立つほうなので、繰り返しではなく持ち上げる
    • マスカットは半分に切るか搾って。シャインマスカットが手に入ればなお良い。
  • 柚子胡椒

    試す価値あり

    九州の薬味。柚子の皮、青唐辛子、塩。日系スーパーならチューブで置いてある。お湯割りに小さじ1/4を溶かすのが、アサヒが出しているレシピ。

    • 塩と唐辛子は、白桃の香りを踏み越える
    • 発酵させた皮なので、生の柚子のような酸を足さずに柑橘の香りだけ入る
    • 中の塩が、麹の甘みを大きく感じさせる
    • この一覧のほかの多くより、日本の外では手に入りにくいもの。取り寄せるか日本の食材店へ行く価値はあります。同じくらい合うもっと手に入りやすいものがあれば、そちらを先に挙げています。

飲み方

  • 水割り
  • ロック

麦は焼酎を飲んだことがない人に一番渡しやすい。穀物の甘みが少しあるクリーンな蒸溜酒として振る舞うので、レモンのハイボールなら説明も言い訳もいらない。

ほかの人が作ったカクテル

ほかに8件を見る
  • thesgshochu.com

    Pegu Club

    近い銘柄向け

    SG Shochu MUGI 向けのレシピ。こちらも麦焼酎です。二本のうち、この一本のほうが果実味が強いと見ています。グラスの中でいちばん変わるのはそこです。

    • the sg shochu mugi 40ml
    • cointreau 20ml
    • lemon juice 13ml
    • angostura bitters 1 dash
    • orange bitters 1 dash

    シェイク。

    作り方は thesgshochu.com で →
  • thesgshochu.com

    Mamie Taylor

    近い銘柄向け

    SG Shochu MUGI 向けのレシピ。こちらも麦焼酎です。二本のうち、この一本のほうが果実味が強いと見ています。グラスの中でいちばん変わるのはそこです。

    • the sg shochu mugi 40ml
    • home made ginger honey 40ml
    • lime 13ml
    • soda 75ml

    シェイク。

    作り方は thesgshochu.com で →
  • Tokyo Weekender · Shun Kosaka

    Japanese Vesper

    近い銘柄向け

    Nikaido Kitchomu Barley Shochu 向けのレシピ。こちらも麦焼酎です。二本のうち、この一本のほうが果実味が強いと見ています。グラスの中でいちばん変わるのはそこです。

    • nikaido kitchomu (mugi shochu) 40ml
    • fuutan (imo shochu with kuro koji) 10ml
    • lillet blanc (mixed with roasted rice and yuzu peel) 10ml
    • lemon peel to garnish

    ステア。

    作り方は Tokyo Weekender で →
  • Umami Mart blog

    Oolong-Hai (Shochu Iced Tea)

    麦焼酎向け

    • 6 parts oolong tea (substitute with sencha (green tea) for a sencha-hai)
    • 4 parts shochu (i recommend satsuma imo (sweet potato) or mugi (barley))
    • ice

    トールグラスで直接。

    作り方は Umami Mart blog で →
  • Umami Mart blog

    Yuzu Chuhai

    iichiko 向け

    iichiko は一銘柄ではなくシリーズなので、度数もタイプも幅があります。出発点として見てください。

    • 2.5 oz iichiko bar yuzu liqueur
    • 1 oz iichiko barley shochu
    • 0.5 oz fresh lemon juice
    • ice
    • club soda
    • Garnish: lemon peel

    トールグラスで直接。

    作り方は Umami Mart blog で →
  • Umami Mart blog

    Ohayo-Hai

    iichiko 向け

    iichiko は一銘柄ではなくシリーズなので、度数もタイプも幅があります。出発点として見てください。

    • 3 oz iichiko barley shochu
    • 2 oz umami mart x far leaves ohayo hojicha tea
    • ice
    • Garnish: lemon peel

    グラスで直接。

    作り方は Umami Mart blog で →
  • punchdrink.com · Don Lee, Existing Conditions, New York

    Iichiko "Oyuwari"

    iichiko 向け

    iichiko は一銘柄ではなくシリーズなので、度数もタイプも幅があります。出発点として見てください。

    • 2 ounces iichiko shochu
    • 1 1/2 ounces grapefruit juice
    • 2 pinches genmai
    • 1/2 ounce water
    • 2 teaspoons sugar
    作り方は punchdrink.com で →
  • punchdrink.com · Orlando Franklin McCray, Nightmoves, New York

    Tree-Chu-Hi

    Mizu Saga Barley Shochu 向け

    その銘柄の記録は持っていないので、一致ではなく出発点として見てください。

    • 1 1/2 ounces mizu saga barley shochu
    • 1/2 ounce bittermens commonwealth tonic liqueur
    • 4 ounces fever-tree sparkling pink grapefruit soda
    • Garnish: grated grapefruit zest or a grapefruit twist, and a pinch of salt

    トールグラスで直接。

    作り方は punchdrink.com で →

この一本が代わりを務められる酒

レシピが別の酒を指定していて、手元にあるのがこれ、という場合に。判定は系統ではなくこの一本に対するもので、ステアする酒に必要な度数が無い銘柄は、その用途では出していません。

出典と確認

アメリカでの輸入元:iichiko USA, Inc., Umami Mart

分類:麦焼酎